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機序[編集]
目前に捕食動物が現れたり、敵との闘争が必要な状況下になると、副腎髄質よりアドレナリンなど神経伝達物質が分泌され、交感神経を興奮させる。交感神経は脈拍や呼吸数の増加、体温の上昇などの反応を引き起こし、身体を予想される激しい活動に備えた状態にする。このため交感神経は「闘争と逃走の神経」などとも呼ばれる。
一方で副交感神経は、睡眠や休息を行う時に活性化し、脈拍や呼吸数の低下、身体の弛緩など、身体をリラックスさせ、休息に適した状態にする。睡眠や安静には、副交感神経の活動が必須である。
健康な状態では、これら相反する2つの神経活動の綱引きのバランスが保たれ、身体は問題なく休息と活動のそれぞれに適した状態に移行できる。しかしなんらかの理由により、これらの神経活動の調和が崩れ、休息し入眠したいのに交感神経が活性化し、異常な興奮や発汗で眠れない、また全く正反対に、副交感神経が過剰に活発化し、活動が必要な状況で極端な無気力・無反応になるなどの症状が現れたものが自律神経失調症である。
人体ではおよそ12時間交代でこの二つの神経の優位が入れ替わるとされているが、過労、ストレスなどで脳を休める時間が減ると自律神経が興奮し、結果的に交感神経と副交感神経の優位入れ替わりのバランスが崩れ、自律神経失調症となるとされている。
自律神経の中枢は脳の視床下部というところにあり、この場所は情緒、不安や怒り等の中枢とされる辺縁系と相互連絡していることから、こころの問題も関わってくる。
治療[編集]
多くの患者は内科ではなく心療内科や神経科に通院する。治療には抗不安薬やホルモン剤を用いた薬物療法や、睡眠の周期を整える行動療法などが行われている。最近では体内時計を正すために強い光を体に当てる、見るなどの療法もある。
西洋医学での改善が認められない場合は、鍼灸・マッサージ・カウンセリングなどが有効な場合もある。
成長時の一時的な症状の場合、薬剤投入をしないで自然治癒させる場合もある。また、自ら自律訓練法を用いて心因的ストレスを軽減させ、症状を改善させる方法もある。
また、薬物療法において、自律神経を調整する作用を持つトフィソパムの投与も有効である[4]。なお、ストレスが影響している場合は、「ストレス管理」も参照。

歴史[編集]
もとはドイツの大脳生理学者オスカー・フォクトの臨床的催眠研究に基づく。フォクトの研究に刺激されたシュルツは1905年催眠と暗示の可能性について改めて検討を始めた。シュルツは人が催眠状態に入るとほとんどが共通とも言える2つの主観的な感じを報告することがわかった。一つは肢体がひどく「重たい」という感じであり、もう一つは、だんだん広がっていく「温かい」感じであった。彼はこの2つが覚醒状態から催眠状態への変化をもたらす本質的要因だろうと推測した。
そのため、今度は逆に四肢の「重たさ」や「温かさ」を考えるだけで催眠と似た心理・生理的状態を起こさせるのかが問題となった。そうして、「重たい」感じが筋肉の弛緩、「温かい」感じは更に身体全体及び心理的な弛緩によるものと考えられた。シュルツはこのような弛緩が暗示自体の効果というより、むしろこれこそが催眠生起に必須の心理・生理的条件だとした。
ゆえに、練習によって自分自身で心身の弛緩を体系的に進めるとその結果催眠と似た状態が自然発生的に作り出せると考えた。いくつもの自己暗示が試され実験的検討が多年にわたり重ねられ、身体的感覚を中心とした一連の自己暗示の系列が組まれ、標準的なやり方ができ上がった。これによって被験者は他者催眠によらないでも、催眠に似た状態を誘導出来るようになったし、どんな催眠現象とも同じような現象を引き起こせることもわかってきた。この方法はその内臨床的にも有用なことがわかってきた。
この実験的、および臨床的研究結果をまとめて、1932年シュルツは著書『自律訓練法(Das Autogene Traininng)』を公にした。この年が自律訓練法の創始年とされている。シュルツによる技法の原型は1926年に発表した"autogene Organ bungen"である。
日本で自律訓練法が初めて紹介されたのは1950年代に入ってからのこととなる。
自律訓練法(標準訓練)の構成[編集]
最も一般的な自律訓練法は、次の背景公式(基礎公式ともいう)と第1公式〜第6公式の合計7つの公式からなる。
背景公式
気持ちがとても落ち着いている。
第1公式
手足が重い。-「右腕が重たい」「左腕が重たい」「右脚が重たい」「左脚が重たい」/「両腕が重たい」「両脚が重たい」/「両手両脚が重たい」
第2公式
手足が温かい。-「右腕が温かい」「左腕が温かい」「右脚が温かい」「左脚が温かい」/「両腕が温かい」「両脚が温かい」/「両手両脚が温かい」
第3公式
心臓が静かに打っている。
第4公式
呼吸が楽になっている。
第5公式
お腹が暖かい。
第6公式
額が涼しい。
これらの公式を順に心の中で繰り返し唱え、自己催眠状態になっていく。
自律訓練法では、特有の生理的変化や意識状態(めまい、脱力感など)が生じることもあるため訓練の後は消去動作を行うことが推奨されている。
消去動作 − 下記の運動により特有の生理的変化や意識状態が取り消される。
1 両手の開閉運動
2 両肘の屈伸運動
3 大きく背のび
4 深呼吸
目的に応じて、一部の公式を省いたり、別の公式にするなどした変法も多い。
多くの場合、特にリラックス効果を期待している場合は第2公式までを練習すれば十分である。それ以下の公式は自己催眠状態など深い状態を目指す時に。
なお、数学などでもないのに「公式」という言葉を使うのは奇異に聞こえるが、自律訓練法では「公式」というのが普通である。
効果[編集]
自律訓練法は、疲労回復、ストレス緩和、仕事や勉強の能率向上、抑うつや不安の軽減などの効果がある。
また、心身症、神経症などの精神科、心療内科領域の病気にも効果がある。
自律訓練法は自己催眠への誘導法であるので、変性意識状態の体験、多幸感の体験、深いリラックス状態の体験などがある。
実施方法[編集]
実施に先立ち、以下のようなことに注意する。専門家の指導の元に行うことが好ましい。
実施場所は、気が散らないように、静かで快適な温度の場所がよい。
極端な空腹感や満腹感があるときや便意のあるときは、気が散るので実施を避ける。
衣服はゆったりとしたものが良い。身体を締め付けるベルトやネクタイは外す。
姿勢は仰向けか、椅子に座った姿勢が良い。目は閉じる。
1回あたりは最大でも5分程度に留めておく。1日に2〜4回程度が適量と言われている。
心臓、呼吸器、消化器、脳に疾患のある場合は、行なうべきではない。
準備が出来たら、背景公式〜第1公式〜第6公式までを心の中で唱える。身体が公式通りになることを感じとれるように注意を集中する。しかし、緊張状態になってはいけない。
成功すれば各公式のような感覚を得られるはずである。このときは、感覚的なものだけでなく手足の温度の上昇、心拍数の減少などの身体的な変化が実際に起きている。
自律訓練法を終了するときには、消去動作(終了動作などともいう)を行なう必要がある(自律訓練法後に就寝する場合は必要ない)。これを怠ると不快感や脱力感などが起こることがある。消去動作は、手足の屈伸を数回行い、背伸びと深呼吸を行なってから目を開ける。
副作用[編集]
正しい方法で行わなかった場合には、かえって自律神経が乱れたり強い不安感に襲われる事がある。リラックスできる環境で行われるべきである。
具体的な訓練方法[編集]
指導者や個人の見解でやり方に違いはあるが、ここではフーゴ・パウル・フリードリヒ・シュルツ・成瀬悟策が書いた「自己催眠」による訓練の進め方を紹介する。
姿勢の留意点[編集]
仰向けは寝椅子か床、あるいは直に畳に横たわれるので初心者が練習するのに最も楽な姿勢である。両脚は少し開いて力抜く。もも部分の力を十分緩めるには膝関節の下へたたんだ毛布など何か支えを置くと良い。かかとはくっつけないほうが良い。胴、肩、頭などは左右に偏らないようにし、まっすぐにする。頭やくび、肩などの部位が最も楽になるように枕を調節する。腕は力を抜いて少し曲げ、胴の脇に掌を下にして置く。指はやや伸ばし自然に曲げ胴に触れないようにする。 これらのことをどれかを欠くと好ましくない効果が生ずることがある。マットレスや枕など柔らかいものを使うとかえって頭や肩の緊張する人もある。畳の上のような硬いもののほうが良いことも有るから人によって色々試してみる。
この他、椅子姿勢などあるが具体的なことはここでは割愛する。
心構え[編集]
心構えは練習の進歩に直接的な影響を及ぼす。大切なことは、「虚心」「持念」「留意」の3つである。
虚心:公式の示す内容を早く実現しようとして、特にきばったり、注意したりしないで、ぼんやりとその公式に心を向けていることが必要である。公式の内容についての意味を考えるでもない。ちょうどお題目や念仏を唱えたり、或いは禅の公案を練るときの気持ちのような無心の心構えで公式の内容が体験的に実現するのを待つのである。
持念:公式を断えず念頭に持ち続ける事が次に大切である。虚心、無心と言っても何も心にないというのではない。公式の言葉を、しかもその意味から離れて心のなかに維持するのである。例えば公式の文字を字幕のように心像として眺めるもよし、あるいは声を聞くかのように繰り返し聴き続けてもよい。いわば心眼、心耳にそれを保つのである。
留意:同時に公式が示す身体部位に心を置く。太陽神経叢(お腹)、脚、足などある程度正確に身体部位を知ってそこに留意することが大切である。勿論、その部位が“重くなれ”とか“重くなったか”などと言うふうに気を配るわけではない。虚心に、またひたすらそこに留意するだけである。
実はこれらの心構えが自律訓練法ではもっとも重要なもので、むしろこの訓練法では全てがそうした特殊な心構えを習得するために組み立てられており、それを適切に出来るようになることを目的にした練習法だと言って良いほどである。各自がその心構え体得のためにそれぞれ工夫するほかない。
暗示[編集]
「自己催眠」によれば公式の効果を感じるまでは次の公式に進んではいけない。つまり最初は第1公式の「重い」だけを繰り返すことになる。
また、「右腕が重い」「左腕が重い」など対象部位を細かく分けるのが普通である。この時、対象部位に公式の感覚が出てくるまで次の部位に進まないのも同じである。
最初は背景公式(数回繰り返す)の次に「右腕が重い」を30〜60秒繰り返したら直ぐに消去動作に移り1回の訓練は終わりである。(最初の腕は通常利き腕から始める。つまり左利きの人は左腕から)
対象部位に効果が出るようになったら、次の部位を公式に組み込んでいく。「背景公式」、「右腕が〜」、「左腕が〜」、「消去動作」。
更に「右脚が〜」、「左脚が〜」と組み込んでいき、慣れてきたら(効果が簡単に出るようになったら)まとめて「両手両脚が重い」等とする。
更に進むと、第1と第2をまとめた「両手両脚が重くて温かい」等と短くまとめることができる。
公式の間に適時、背景公式「気持ちが落ち着いている」を何回かはさむようにする。
なお、「右腕」の後が必ずしも「左腕」とは限らず、同じ右側の「右脚」となる人も居る。対象部位をどの順でやるかというのは個人差があり、効果の出方で決める。
訓練初期や初心者は1回の訓練は長くて5分ほどで終了しなければいけない。公式を短くまとめるのもそのためである。1回練習を行ったらきっぱりと終了・覚醒し、直ちに2回目の練習に入る。
1回の訓練を長々やっていても効果が上がらないばかりか逆効果である。それより回数を多くする方が効果的である。基本的には一度の練習は3回を1セッションとし、それを朝・昼・晩と3セッション練習するのが良いとされる。出来ない場合は朝・晩の2セッション、或いは就寝前に1セッションだけでもやるようにする。
効果を上げるのに一番大事な事は、練習量が少なくても毎日継続することである。毎日続けないと進歩が著しく停滞する。
大抵の場合、1〜6の公式それぞれの習得に数週間から長くて2ヶ月程を要する。全ての公式の習得に早ければ1ヶ月、長くて1年以上かかる。
1回の練習が終わったらその都度、消去動作で終了・覚醒する。そのためには両腕(両脚を)強く2〜3回屈伸し、次に深く呼吸してから目を開ける。
消去動作で最初に目を開けるとめまいなどを起こすことがあるので、目を開けるのは手足を動かすなどしてからにする。目を瞑ったままベッドなどから降りるのは危険なので訓練をした状態・体制である程度体を動かして解除してから目を開けるようにするということである。
黙想訓練[編集]
標準訓練の深化[編集]
以下の公式で20〜30秒で全ての効果が出るように訓練する。
「気持ちがとても落ち着いている。・・・両腕・両脚が重たくて、温かい(数回反復)。・・・気持ちがとても落ち着いている。・・・心臓が静かに規則正しく打っている。・・・楽に呼吸をしている。・・・お腹が温かい。・・・額が涼しい。」
最初のうちは集中が続かず無意味、逆効果となるので1回の訓練時間は長くて5分程としたが、習熟するに従い伸ばすようにしていく。5分から30分(或いはそれ以上)まで伸ばしも効果を維持出来るように訓練する。 また、雑音や色々な妨害刺激がある日常の生活場面でも、練習がうまく行くように訓練していく。
色彩心像視[編集]
この訓練は30分から1時間まで時間を延長しなければならないかもしれない。練習は次の2段階に分けてすすめる。
A -自然色心像視- 2〜8週間にわたって自然に現れる視覚的な色の経験を習得していくと、ある混合色が見えるようになり、その内一定の色がはっきり見えるようになる。それはいわば個人色であり、練習者自身のそれぞれ意味のあるものでありこうでなくてはいけないというような標準色というものは存在しない。
B -特定色心像視- 意図した色(指導者が指定した色)が楽に心像視出来るように訓練するもので、この色はイメージや物体の色ではなく(表面色的ではなく)、主としてスペクトル的な色(平面色的)である。普通、個人色から始めて徐々に変化していって最後には指定された色が自由に見えるようになる。大体2〜3週間掛かるのが普通である。
事物心像視[編集]
これは、色彩の視覚心像化よりも困難である。したがって練習時間も40〜60分に延長し忍耐を持って進めないといけない。
A -具体的心像視- はじめ、ある具体的な事物全般について、完全に受動的な態度で待っていると自然にある事物が心像となって現れる。勿論、漠然としていて曖昧であり、出現時間も短いものである。数週間の内にだんだんはっきりと現れるようになり、イメージも消えないようになる。そうなるまで次の段階に進まない。
B -抽象心像視- 「公正」「自由」「幸福」などのような抽象的なものに注意を集中するのであるが、人によってかなり違った経験を報告するものである。例えば映画のような生き生きしたもの、一辺の紙切れのようなもの、非現実的な幻想など様々である。これを2〜6週間続ける。
自己統制のよくできる、判断力のある練習者ではこの段階でカタルシス効果を上げるよう練習を進めることが出来る。
場面・情動経験[編集]
広々とした海を眺めている時に経験する気分のような概括的な感情状態に注意集中することからはじめ、過去の体験、願望の世界などを心像視する。多くの場合、映画のようなイメージが現れてくるのであるが、日常の生活場面や過去経験に関係した特定人物は、はっきりと視覚化されにくいのが普通である。
人物心像視[編集]
はじめは比較的中性的な人物の視覚化に注意を集中する。はじめはイメージもぼんやりしていて消えやすいが数週間から数ヶ月練習するとだんだんはっきりして消えなくなってくる。さらに、敵意を抱いている人、嫌いな人をも視覚化出来るようになるし、それらの人に対する態度もはっきりしてくる。
自己観照[編集]
「自分は何がしたいのか」「自分にはどんな欠点があるか」あるいは「我とは何ぞや」というような形で自分自身に問いかけながら、自然に現れるイメージを見るのである。これは個人差も大きく、経験は様々である。神経症的な人の場合は、コンプレックスと関連した心理・力動的な問題が色々現れてくる。
特殊訓練[編集]
上述の練習を患者に適用するための補助的練習として、「器官調整法」と「自己鍛錬法」の2つの方法が加えられる。前者は主に生理的効果、後者は心理的効果を狙う臨床的方法である。いずれも標準練習がマスターされた練習者にのみ適用するのを原則とする。しかも必ず指導者の指示の下にしか用いさせてはならない。

自己調整法(じこちょうせいほう、Self Regulate Method: SRM)は、ドイツの精神科医フーゴ・パウル・フリードリヒ・シュルツ (J.H. Schultz) による自律訓練法をもとに、池見酉次郎によって日本人向けに改良された自己催眠法であり、治療技法である。ストレス緩和、心身症、神経症などに効果がある。
目次  [表示] 
歴史[編集]
もとはドイツの大脳生理学者オスカー・フォクトの臨床的催眠研究に基づく。自己調整法の原型となる自律訓練法のさらに原型は1926年に発表された "autogene Organ bungen" である。その後基本的枠組みが確立し、1932年に自律訓練法として再体系化されたものが発表された。この年が自律訓練法の創始年とされている。
ベルリン大学の教授であったシュルツは、催眠状態に入って心身共にリラックスした人では手足を中心とした温かい感じが起こることに気づいた。やがてシュルツは手足が温かく感じられるような状態を自分で作ることができれば、催眠状態の場合のように他人の力を借りなくても自分で心身がリラックスした状態に入れると考えた。そして、リラックスした姿勢で座っている人に自己暗示によって、手足の温感・ひたいの涼しい感じなどを起こす自発的な訓練を行う方法として、自律訓練法を開発した。
日本には、第二次世界大戦後、心身医学とともにアメリカから流入し、自律訓練法が初めて紹介されたのは1950年代に入ってからのことである。自己調整法は池見らが、自律訓練法を日本人向きに「いつでも・どこでも・だれでも」実践できるように改良したものである。
自己調整法の概要[編集]
自己調整法は、基本座法(座り方)を習得したのち、第1段階 - 第8段階までを順に訓練していく。
自己暗示と手足の温感を起こす方法は、自律訓練法とほぼ同じである。1日に数回、5 - 6分程度の訓練を毎日行うと良いとされている。以下は各段階のおおまかな内容を記述する。
基本座法
椅子に腰かけ、顎を引いて背筋を伸ばし足を床にぴたりとつける。
第1段階
気持ちが落ち着いている、筋肉の緊張がとれて、両手の平が温かい。
第2段階
手の温かみが手の甲から肘・肩へと広がっていく。
第3段階
両肩から指先まで温かい、両足の裏が温かい。
第4段階
両肩から手足、両足から両膝まで温かい。
第5段階
両肩・両膝まで温かい。ひたいに涼しさを感じる。
第6段階
自己調整法を日常生活に導入する。
より騒がしい場所、不安定な姿勢、通勤列車の中などでもできるよう修練する。
「生活しながら自己調整法をする」から「自己調整法をしながら生活する」へ
第7段階
自己開放、自己回復を目指す段階
催眠状態で発動するさまざまな考え、感情、身体反応を、あるがままに受け流す。
見える(≠見る)、聞こえる(≠聞く)、感じられる(≠感じる)姿勢
第8段階
何が現れてもあるがままに受け入れ、何ものにもとらわれない。
(外的要因、ストレスに対する耐性の獲得)
消去動作
各段階の訓練を終えたあとは、催眠状態から戻るための動作を行う。
両手両足の屈伸、背伸びなど、全身のけだるさがすっかりとれるまで行う。
鍵となる言葉
一種の自己条件づけ
何かの言葉(例えば「ナチュラル」)を唱えるだけで、心身の統一状態に反射的に入れるようになる。
各段階の言葉(例えば「両手の平があたたかい」)を心の中で唱え(呼吸法も伴う)、自己催眠状態になる。ほかにも実践にあたっての要点は数多くある。臨床では、一部を省いたり自律訓練法の公式と組み合わせるなどして用いられる。
効果[編集]
自己調整法は、疲労回復、ストレス緩和、仕事や勉強の能率向上、抑鬱(よくうつ)や不安の軽減などの効果がある。また、心身症、神経症などの精神科、心療内科領域の病気にも効果がある。
副作用[編集]
正しい方法で行わなかった場合には、かえって自律神経が乱れたり強い不安感に襲われることがある。リラックスできる環境で行う必要がある。
外部リンク[編集]
日本心身医学学会 - 機関誌「セルフ・コントロール」の刊行、自己調整法にかかわる資料の頒布を行っている。

感作(かんさ、Sensitization)とは、繰り返される刺激によって、それに対しての反応が徐々に増大していく非連合学習プロセスである[8]。感作はしばしば、反復刺激であるというだけではなく、刺激のグループ全体に対しての応答強化として特徴付けられる。たとえば痛みを伴う刺激が繰り返されると、騒音に対してより敏感に受け取るようになるようなことである。
また脱感作(だつかんさ、desensitization)とは、ネガティブ、嫌悪的、ポジティブな刺激に繰り返し暴露されることによる感情的な反応と定義される。またそれは、とある感情に関連した行動傾向が、実際には無関係または不必要であると判明しながらも、その感情反応が繰り返し誘発される場合にも起こる。脱感作とは、主に個人が恐怖や不安を察知できないように変化していくプロセスであり、心理学者Mary Cover Jonesによって発見された[9][10] 。 Joseph Wolpe(1958)は、不安を引き起こす刺激について段階的なリストを開発し、患者はそれを順を追って克服していくとした[11]。不安や恐怖症などの管理には薬物療法も存在するが、経験的証拠によれば、脱感作はそれらへの治療率が高く、とりわけ抑うつや統合失調症の患者に対して有効とされる [12]。

認知行動療法(にんちこうどうりょうほう、英:Cognitive behavioral therapy:CBT)は、従来の行動に焦点をあてた行動療法から、アルバート・エリスの論理療法や、アーロン・ベックの認知療法の登場によって、思考など認知に焦点をあてることで発展してきた心理療法の技法の総称である[1]。「認知行動療法」の用語は、アメリカ以外の国でしばしばアーロン・ベックの認知療法(Cognitive therapy)を指しているが[2]、本項では本来の意味である総称としての認知行動療法の説明に力点を置く。哲学的には、古代ローマのストア派や仏教の影響を受けてはいるが、1950年〜60年代の論理療法や認知療法に起源をもつ[3]。共に、不適切な反応の原因である、思考の論理上の誤りに修正を加えることを目的としており、認知、感情、行動は密接に関係しているとされる[1]。従来の精神分析における無意識とは異なり、観察可能な意識的な思考に焦点があり、ゆえに測定可能であり、多くの調査研究が実施されてきた[3]。
認知行動療法は、うつ病、パニック障害、強迫性障害、不眠症、薬物依存症、摂食障害、統合失調症などにおいて、科学的根拠に基づいて有効性が報告されている[4][5]。また自殺企図を半分程度に減少させる[6]。専門家によって実施されるほかに、こうした技法はマニュアル化できるため、セルフヘルプ・マニュアルのように自身で行うこともできる。コンピューターCBTと呼ばれるパソコンプログラムとの対話も存在する。コンピューターCBTは、施術者の不足する地方で有用である[7]。
また、行動療法の側面の強いのは強迫性障害に対する曝露反応妨害法や、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に対する持続エクスポージャー療法である。後者のものは「トラウマに焦点化した認知行動療法」に含まれる。
第三世代の認知行動療法には、マインドフルネス認知療法、アクセプタンス&コミットメント・セラピーなどがあり、うつ病や不安だけでなく、疼痛にも効果が見られている。境界性パーソナリティ障害に特化された技法は弁証法的行動療法であり、これは瞑想の技法と認知行動療法を組み合わせたような構成である。

用語:認知療法と認知行動療法の違い[編集]
「認知療法」も参照
認知療法(Cognitive therapy)の用語は、アーロン・ベックが開発した技法を指している[2]。また、本記事で解説している認知行動療法(Cognitive Behavior therapy)は、本来は様々な技法の総称であるが、アメリカ以外の国でしばしばアーロン・ベックの認知療法を指している[2]。認知療法研究所のジュディス・ベックは、イギリスでは認知療法を指して認知行動療法の語を使っているため、欧州では両者の違いを区別する必要がないのではと推定している[8]。
さらに認知行動療法の用語は、認知および行動の理論に基づかないものまで総称されて指している場合がある[9]。純粋な行動療法は、行動を取り扱うが、考えなど認知は重要な介入の対象ではなく、説明の対象でもない[9]。同様に、認知の変化だけに焦点を当てていても認知行動的ではない[9]。つまり、認知を取り扱ってそこに介入する場合に、認知行動的である[9]。この場合、症状や機能不全な行動は、認知を介して生じているとみなされ、思考や信念が変化されることで改善されるとされている[9]。

1960年代初頭に「認知の革命」が出現し、初期には、エリスや、アーロン・ベック、マイケンバウム、マホニーなどは、行動的な手法の限界を指摘した[9]。1970年代には、情報処理と学習に関する研究で著名なアルバート・バンデューラが認知の修正についての最初の影響力のあるテキストを公開し、自らを認知行動的な理論であるとする理論家が増えてきた[9]。
同時代は1920年代から続いた行動主義に対して、1967年にナイサーが『認知心理学』という著作を公開し、新分野に名称を与え形作り、認知心理学が行動主義を引き継いでいった[11]。当時は、行動主義はその行きすぎた傾向において、心という概念を抜きにして、客観的な心理学としての観察が可能であるとしたが、動物の行動を変化させる強化因子である、いわゆる賞と罰を決定する際に、生物学的欲求を満たすわけでもない強化因子が数多くあることや、賞と罰に関係なく子供が言語を獲得するプロセスだとか、自己矛盾に陥った[11]。
行動療法や認知行動療法では、従来の精神分析のような高水準の抽象化は行われず、内省によって提供される情報に基づいているため、無意識や防衛機制といった精神分析の前提条件は除外されている[12]。意識的な思考に焦点を当てているということである[3]
論理療法(Rational therapy)
論理療法はアルバート・エリスが1957年に提唱し[13]、最初の認知行動療法であるとみなされている[9]。彼の技法による目標は、不合理な信念(イラショナル・ビリーフ)を識別し、論理的な検討(つまり論駁)を通して修正することである[9]。「治療に何年もかける必要はない」と述べ、時間のかかる手法(精神分析)に挑んだ[14]。
認知療法(Cognitive therapy)
認知療法はアーロン・ベックが開発した。自動思考と呼ばれる、認知上の歪みを修正し、さらにスキーマと呼ばれる捉え方の根底的な部分にも焦点を当てる[15]。
従来の行動と感情だけに焦点をあてたものから、思考や言語といった認知への焦点を加えたのである[1]。
自己教示訓練(Self Instruction Training)
ドナルド・マイケンバウムによって1970年代に開発された[9]。認知行動療法という名称が最初に現れたのは、ドナルド・マイケンバウムの著作のタイトルである。
問題解決療法(Problem-Solving Therapy)
D'ZurillaとGoldfriedが1971年に提唱した[9]。
1980年代に、認知療法と行動療法を、認知行動療法へと積極的に統合したのはイギリスのポール・サルコフスキスであり、彼は強迫性障害の治療に応用した[16]。精神分析の伝統が強迫性障害の治療に過去の記憶の抑圧に原因を求めてうまくいかなかったが、強迫観念に対して理性的な評価を下すための認知療法と、避けている者に徐々にさらす脱感作という行動療法とを結びつけた[16]。
第三世代の認知行動療法[編集]
認知の機能に注目し、マインドフルネスとアクセプタンスを重視しているという共通点があると指摘されている[17]。
マインドフルネス認知療法(MBCT)
マインドフルネス認知療法は、瞑想の技法を取り入れ、自動生起する思考にとらわれることなく、あるがままの状態に集中するという訓練である。1979年に仏教的な実践を痛みの患者に応用したマインドフルネスストレス低減法(MBSR)を基として、1990年代にうつ病の治療のためにマインドフルネス認知療法(MBCT)へと変換された。他にアクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)があり、これは受容という面に焦点を当てている。
弁証法的行動療法 (Dialectical Behavior Therapy:DBT)
弁証法的行動療法は、1980年代から90年代にかけてマーシャ・リネハンが境界性パーソナリティ障害に特化させて技法を開発し、感情が不適切だと感じたなら、正反対の行動をとることや、禅の技であるマインドフルネスという、自分の呼吸や、感情が生じては去っていくまでを行動せずにただ観察することといった、要素を持つ[18]。その著作は、原著名で『境界性パーソナリティ障害の認知行動治療法』Cognitive-Behavioral Treatment of Borderline Personality Disorderである[19]。

セルフヘルプ[編集]
「セルフヘルプ」も参照
認知行動療法は、それぞれの問題に対応したセルフヘルプマニュアルが多数出版されている。そのため、自分で行うことが可能である。
イギリスの心理療法アクセス改善[編集]
詳細は「心理療法アクセス改善」を参照
イギリスは、認知行動療法の普及を図り、軽症ではインターネットで認知行動療法を受け、中等度から精神科医が診察し、薬物療法は重症の場合に認知行動療法と併用できるようにした[20][21]。ブレア政権の1997〜2007年で、自殺率は15.2%減少した[21]。軽中程度の患者に対しては根拠に基づいた心理療法が施され、経済協力開発機構(OECD)は、他国が参考にすべき先進的な精神保健制度を持っていると評している[22]。
日本の保険制度[編集]
2010年4月より、うつ病など気分障害の患者を対象として、16回を限度として、認知療法・認知行動療法の健康保険が適用可能となっている。
科学的根拠との親和性[編集]
認知や行動は、精神分析とは異なり、現在利用可能な研究技術によって観察できるため、研究することができる[12]。伴って、膨大な数の調査研究が行われてきた[3]。
診療ガイドライン[編集]
イギリスやアメリカでは、うつ病と不安障害の治療ガイドラインで第一選択肢になっている[23][24][25]。
統合失調症に対する認知行動療法は、アメリカ精神医学会の治療ガイドラインでも推奨されており[5]、英国国立医療技術評価機構(NICE)は、すべての患者に推奨されるとしている[26]。
世界保健機関のトラウマ後のケアに関するガイドラインは、抗うつ薬より優先して「トラウマに焦点化した認知行動療法」やEMDRを推奨している[27]。
イギリスの境界性人格障害の診療ガイドラインは、繰り返される自傷行為の改善を優先する場合に弁証法的行動療法を推奨している[28]。
有効性[編集]
薬物療法と効果は同等であり、効果の持続時間はそれ以上であることが承認されている。多くの臨床研究によりうつ病と不安障害に対して効果が高いというエビデンスがある[23]。
精神病症状に対する認知行動療法(Cognitive Behavioral Therapy for psychosis:CBTp)は、34のランダム化比較試験と、いくつかのメタアナリシスによって、症状の重症度の有意な減少が見いだされており、また陰性症状や否定的な気分や社交不安の大幅に改善が見いだされている[5]。統合失調症では、薬学的治療によっても25–55%は症状から完全には回復せず、4分の3は18カ月以内に薬を中断しているため、認知行動療法による介入が推奨される[5]。
うつ病と不安に対するコンピューターCBT(CCBT)は、施術者が不足している地方、農村部や遠隔地において有用であり、都市部の人々に対するのと同等に有効であることを確認した[7]
コクラン共同計画によるシステマティックレレビューとメタアナリシスは、認知行動療法が自殺企図を半分程度に減少させることを見出した[6]。
批判と疑問点[編集]
うつ病に対する抗うつ薬の臨床試験の場合、偽薬(有効成分が入っていない)の投与群でも症状がある程度改善するため、薬剤を服用しているという希望や期待によって否定的な思考が改善していることが示唆されている[29]ことから、認知行動療法の効果もプラセボ効果ではないかという批判がある[要出典]。プラセボ効果に詳しいアービング・カーシュによれば、追跡調査で効果に違いがあり抗うつ薬では治療をやめると再発しやすいが、認知行動療法では長期的にみると再発率が抗うつ薬よりも低い[30]。しかし、認知行動療法の長期的効果研究については、患者も治療者も治療内容を認識している以上(これはどんな精神療法にも当てはまると言える)、治療急性期と同様に二重盲検が不可能であり認知行動療法の長期的効果研究法に大きな不備があると指摘されている。[31]。
2013年にダグ・ベルガーは、認知行動療法の前提においては否定的な思考という症状がうつ病の原因であるとされているが、医学や精神医学の中では症状が病気の原因になっているの唯一の例だと指摘し[31]、加えて(認知行動療法の研究の方法として)治療法を患者に対して二重盲検法によってランダムに割り振れないのではないかと疑問を呈している[31]。たとえ二重盲検法を用いても、患者も治療者も否定的な思考を修正することに積極的に取り組むことになり、希望による期待によってバイアス(偏り)が生じる[31]。また、研究の評価者は治療内容を認識していないが患者と治療者の両者が認識している単盲検(シングルブラインド)による効果の研究方法は、結果を歪ませてしまう[31]。2010年のメタアナリシスによると、二重盲検法による研究よりも単盲検のほうが効果が大きく出ている[32]。しかし、単盲検(シングルブラインド)の正式な定義として、患者のみが治療内容を認識しているしくみである[33]。
その上でベルガーは、うつ病における試験では50%の改善にて反応したとして評価するので、心理的な苦痛を和らげてはいるもののうつの根本的な部分は実際に変わっていないと批判している[31]。また「私はだめな人間」のような否定的な思考は抑うつ気分から生じているかもしれないが、治療者によって与えられる希望や支援によって緩和されるがそれでもなお苦痛は残っている[31](この改善率などの評価方法は、抗うつ薬の試験でも同様である)。心理療法の臨床試験の募集の際には既にバイアス(偏り)が生じており、心理療法に反応しないような重症のうつ病の者は臨床試験に採用されにくく、日常の臨床に適していないとも指摘している[34]。
ゆえに、ベルガーは二重盲検されているとはみなされないとし、根拠に基づく(EBM)とは言えず、これまでのデータは「統制されていない研究結果」にすぎない、としている[31]。さらにEBMでは、ランダム化比較試験(ランダムに割り付けられた二重盲検による試験)は、ランダム化比較試験が結合されたメタアナリシスについで証拠の強さが強い[35]。 また、医薬品の単盲検試験では被験者に割付群を知らせないが、心理療法のランダム化比較試験 (RCT) における単盲検では効果の評価者に割付群を知らせないという違いがある。心理療法のRCTの問題を克服する手法も開発されており、評価者がブラインド化された研究では効果量が50〜100%高く出ることもない[36]。なお、抗うつ薬の二重盲検試験にも、副作用の有無によって医師と被験者に抗うつ薬と偽薬のどちらを投与したか見破られるという問題がある[37]。
しかしながら、抗うつ薬では別の疑問が存在し、得られたデータを解析し、偽薬と比べて臨床的に意味のある差がないことが判明している[38]。
重度の症状が有る場合は、苦痛を伴う事が少なからず有る事で苦痛に耐えきれず中途で断念する人が少なからずいる[要出典]。(医薬品の試験でも同様であり、例えば、抗精神病薬の試験では「18カ月で」74%が、効果がないか副作用のため試験から脱落している[39])。抗精神病薬は統合失調症に用いられる。認知行動療法の主な対象であるうつ病において使われている抗うつ剤の脱落率は、「6週間(1か月半)で」、SNRI系抗うつ薬で26.1%, SSRI系で28.4%である[40]ある。

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自律神経は、呼吸・脈拍・体温・消化・免疫・ホルモンをはじめ生命維持にかかわるあらゆる働きを支配しており、私たちの体を構成する約60兆個の細胞すべてを無意識のうちに調整しているとても大事な神経なのです。

自律神経が乱れる重大原因は「ストレス」です。しかし、ストレスそのものが、必ずしも悪いわけではありません。適度なストレスはやる気や張り合い、心身の増強に役立ちます。
問題は強すぎる場合です。ストレスが強すぎると交感神経と副交感神経のバランスが悪化し、自律神経の働きが大きく乱れます。
現代に生きる私たちは、健康への不安、将来への心配事、不況による失業や転職、人づきあいのトラブルなど強すぎるストレスを生み出す原因は事欠きません。

自律神経の乱れといってもいくつかの「乱れ方」があります。私たち現代人は自律神経の「乱れ方」に大きな特徴があるのです。
その特徴とは、交感神経の働きが優位になりすぎて、副交感神経の働きの衰えた人が多いこと。これは自律神経の乱れる原因が強すぎるストレスにある場合が多いためです。
ストレスは心身を緊張状態へと導き、交感神経を優位にさせる特徴があるのです。

自律神経が乱れると多くの病気を招きますが、特に現代人に多い交感神経優位の状態では、免疫(病原体から体を守るしくみ)の中心的な役割を担う白血球のバランスが乱れて、病気に対する免疫力が弱まります。
その結果、カゼや肺炎などの感染症やがんを発病しやすくなります。

また、交換神経が優位に陥ると、心拍数が増えたり血管が収縮したいるする状態が日常的に続くことになり、高血圧や狭心症、不整脈、脳卒中などの病気も多発します。
さらに体内のエネルギーの燃焼が活発になって、活性酸素(攻撃力の強い酸素)が大量に発生します。活性酸素は動脈硬化の進行を促して、心筋梗塞や脳梗塞、がん、認知症を招く原因になることが知られています。


自律神経失調症と診断された場合は病状に応じて治療が行われます。治療では一般的に次の4つの治療法が用いられます。
●薬物療法 自律神経調整薬・抗不安薬・催眠鎮静薬で、頭痛・イライラ・不安・不眠などの精神面の不快症状を取り除く。
●心理療法 カウンセリングや音楽療法などで、心理的な問題や強すぎるストレスを取り除く。
●理学療法 ストレッチやヨガ、温熱療法などで肩こりや腰痛を改善させたり心身をリラックスさせたりする。
●生活指導 不規則な生活を改める、食生活を改善する、運動行うなどのアドバイスを行う。